沖縄長寿科学研究センター (ORCLS) は、「世界で最も長期間継続している百寿者研究である沖縄百寿者研究(Okinawa Centenarian Study – OCS) (1975年設立)に基づいて設立された」
最先端の生物医学研究所です。

沖縄長寿科学研究センターOkinawa Research Center for Longevity Science

1975年に設立され世界で最も長く継続している百寿者の調査「沖縄百寿者調査(OCS)」
に基づき新たに設立された、
健康と長寿に関する40年以上の研究

沖縄百寿者研究において沖縄県在の百寿者の皆様やご家族の皆様、行政や地域の皆様の御協力と御支援を頂きながら今日のOCSがあります。

沖縄百寿者研究へ参加御協力頂きました皆様の多大な貢献に深い敬意を表しますと共に深く感謝申し上げます。

現在、学際的なOCSでは沖縄で累計3,000人以上の百寿者、70代、80代、そして90代の老人との面談や調査を行うことで彼らの長期的な活力や健康的な加齢の謎の解明の助けとなる基礎的な遺伝的要因や生活要因(そしてその相互作用)の共通する特徴を研究しています。

当センターの調査結果の詳細

“[沖縄は] サルサのある日本—従来の着物に大胆な幾何学模様をあしらい、桜の木の横にヤシの木が立ち並び、日本の精密性や時間厳守の精神が地元で「沖縄時間」と呼ばれるゆったりとしたリズムによってやわらげられているハイブリッド文化”

— フランクリン. D.  1996年 「世界で最も健康な女性たち」 Health 9:56-64.

歴史的背景

沖縄は1879年に沖縄県が設置される以前は琉球国として独立しており、約4世紀以上にわたって中国と密接な属国関係を維持していました。1世紀以上に及ぶ文化的な抑圧と日本本土との同化にも関わらず、主要な文化的な違いは残り続けました。同一性、言語、社会組織、宗教、芸術、音楽、そして食習慣の違いが例として挙げられます。約40年以上にわたって、ORCLSは沖縄が「長寿の島」という歴史的な評価を確立する原因となった沖縄人の独自の生活様式を理解することを目指しています。